管理業務主任者試験 2017年 問1

2017年 問1
民法・区分所有法等
共有物に対する各共有者の権限

A、B及びCは、マンションの一住戸を共有しており、その持分は、Aが3分の2、BとCがそれぞれ6分の1である。この場合に関する次の記述のうち、民法、区分所有法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

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正解: 1Aは、BとCの同意を得なくても、当該住戸について、単独で抵当権を設定できる。

共有物に対する各共有者の権限を問う。共有物全体に抵当権を設定することは処分行為であり共有者全員の同意を要する。各共有者が単独でできるのは自己の持分についての抵当権設定にとどまるから、住戸について単独で抵当権を設定できるとする肢1が誤りである。少数持分権者が共有物を単独で占有していても持分に基づく占有権原があるため、多数持分権者は当然には明渡しを請求できない。持分の放棄により持分は他の共有者に帰属し、分離処分が禁止される共用部分・敷地の持分も一体として移転する。不法占拠者に対する明渡し請求は保存行為として単独で行える。