管理業務主任者試験 2020年 問43
2020年 問43
民法・区分所有法等
専有部分の賃貸借と無断転貸区分所有者Aが、自己所有のマンションの専有部分をBに賃貸した場合に関する次の記述のうち、民法及び借地借家法の規定によれば、正しいものはどれか。なお、AB間の賃貸借契約は、定期建物賃貸借契約ではないものとする。
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正解: 1 — Bが、Aの承諾を得ないで、その専有部分を第三者Cに転貸する契約を締結した場合でも、Cがその専有部分の使用・収益を始めない限り、AはBとの賃貸借契約を解除することができない。
専有部分の賃貸借をめぐる民法及び借地借家法の基本知識を問う問題である。無断転貸を理由とする賃貸借の解除は、転借人が現実に目的物の使用収益を開始して初めて認められるとするのが判例であり、転貸借契約を締結しただけで使用収益が始まっていない段階では解除できない。したがって肢1が正しい。期間の定めのある建物賃貸借では、中途解約権を留保する特約がない限り賃借人からも解約できない。造作買取請求権に関する規定は任意規定であり、これを排除する特約も有効である。賃料は特約がなければ後払いであり、建物については毎月末に支払うべきものとされる。