管理業務主任者試験 2025年 問1

2025年 問1
民法・区分所有法等
善管注意義務が求められる場面

次の事例のうち、民法の規定によれば、善良な管理者としての注意義務まで求められないものはどれか。

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正解: 4Aが、同居していたAの父Bが生前所有していた家屋甲にBの死亡後も継続居住しているが相続は放棄している。この場合における、相続人又は相続財産の清算人に引き渡すまでのAの甲についての注意義務

目的物を保管する者にどの程度の注意義務が課されるかを問う問題である。原則として他人の物を預かる者は善良な管理者の注意義務を負うが、例外的に「自己の財産に対するのと同一の注意」で足りる場面がある。相続を放棄した者は、放棄の時に相続財産に属する財産を現に占有しているときは、相続人又は相続財産の清算人に引き渡すまで、自己の財産におけるのと同一の注意をもって保存すれば足りる。したがって肢4だけが善管注意義務まで求められない。事務管理者、留置権者、無償の受任者はいずれも善管注意義務を負う点と対比して押さえたい。