管理業務主任者試験 2016年 問6

2016年 問6
民法・区分所有法等
共同相続と登記・相続放棄の効力

マンションの一住戸甲(以下、本問において「甲」という。)の区分所有者A(以下、本問において「A」という。)の死亡により、法定相続人である子Bと子Cが甲を相続分2分の1ずつで共同相続した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。

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正解: 3Bが、Cに無断で甲を単独で所有する旨の登記をした上で、Dに売却し、移転登記を完了させた場合でも、Cは、自らが相続した甲の持分について、登記がなくてもDに対抗することができる。

住戸を子2人が2分の1ずつ共同相続した場合を素材に、遺産分割、相続欠格、共同相続と登記、相続放棄の効力を問う。正解の肢3は判例の立場で、共同相続人の一人が単独所有の登記をして第三者に売却しても、他の相続人は自己の法定相続分については登記がなくても第三者に対抗できる。単独登記のうち他の相続人の持分に相当する部分は無権利の登記であり、第三者は無権利者から権利を取得できないからである。これに対し、法定相続分を超える部分を承継したことは登記等の対抗要件を備えなければ第三者に対抗できず、両者を区別して押さえたい。