管理業務主任者試験 2018年 問5
2018年 問5
民法・区分所有法等
賃借権の譲渡・転貸と敷金AとBとの間で、Aが所有するマンションの1住戸甲(以下、本問において「甲」という。)についての賃貸借契約が締結され、AはBに甲を引き渡した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
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正解: 4 — Bが、Aの承諾を得て、甲の賃借権をCに譲渡した場合、BがAに交付した敷金に関する権利義務関係は、当然にCに承継される。
賃貸借における無断転貸、適法な転貸、賃借権の譲渡の効果を問う問題である。判例は、賃借権が譲渡され賃貸人がこれを承諾した場合であっても、敷金に関する権利義務関係は特段の合意がない限り当然には新賃借人に承継されないとする。敷金は旧賃借人が自己の債務を担保するために差し入れたものであり、賃借人の交替により当然に承継されると解すると旧賃借人に不測の不利益を与えるからである。したがって誤りは肢4である。賃貸目的物の所有権が移転して賃貸人が交替した場合には敷金関係が新賃貸人に承継される点と混同しないことが重要である。