管理業務主任者試験 2019年 問11
2019年 問11
管理実務・会計
時効の完成猶予と更新の事由マンションの管理費の支払債務の時効の完成猶予及び更新に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはいくつあるか。管理費の滞納者が死亡した場合においては、時効は更新される。管理費の滞納者が破産手続開始の決定を受けた場合においては、その破産手続開始決定の時に時効の完成が猶予される。管理費の滞納者に対して内容証明郵便による催告をしても、催告後6箇月以内に裁判上の請求など一定の手続をとらないと、時効の完成猶予の効力は失われる。管理費の滞納者が、滞納している事実を認める旨の承認書を管理組合に提出した場合においては、その承認書が公正証書によるものでなくても、時効が更新する。
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正解: 2 — 二つ
管理費債権の消滅時効について、完成猶予事由と更新事由の区別を問う問題である。正しいのはウとエの二つであり、正解は2となる。催告は6箇月間の完成猶予の効力しかなく、その間に裁判上の請求など一定の手続をとらなければ効力は失われる。承認は方式を問わないから、公正証書によらない承認書であっても時効は更新する。これに対し、滞納者の死亡は相続人が債務を承継するにすぎず時効の更新事由ではない。また破産手続については、債権者が破産手続参加をすることで完成猶予が生じるのであり、破産手続開始決定の時点で当然に猶予されるわけではない。