管理業務主任者試験 2021年 問3

2021年 問3
民法・区分所有法等
債権者代位権の行使方法と範囲

マンションの管理組合法人Aは、区分所有者Bに対して有する200万円の管理費債権を保全するため、Bの債務者Cに対する500万円の金銭債権を代位行使した場合に関する記述のうち、民法の規定によれば、最も適切なものはどれか。

正解を見る

正解: 4Aは、Cに対して、A自身への直接の支払を求めることができる。

管理費債権を被保全債権とする債権者代位権の行使方法と範囲を問う問題である。金銭債権を代位行使する場合、債権者は第三債務者に対して自己への直接の支払を求めることができ、これにより事実上の優先弁済を受けられる。これが肢4を正解とする根拠である。押さえるべき要件は、代位債権者は債務者の代理人としてではなく自己の名で権利を行使すること、代位行使できる範囲は自己の被保全債権の額が限度であること、第三債務者は債務者に対して主張できる抗弁を代位債権者にも主張できること、の三点である。本問では被保全債権が200万円であるから、代位行使も200万円が限度となる。