管理業務主任者試験 2021年 問4
2021年 問4
民法・区分所有法等
無権代理の催告と代理の基本Aが、自己の所有するマンションの一住戸甲をBに売却する契約の締結について、Cに代理権を授与した場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、最も不適切なものはどれか。
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正解: 3 — Cの子Dは、CがAから預かった書類をA及びCに無断で持ち出し、Aの代理人と称して当該契約を締結したところ、これを知ったBが、Aに対して、追認をするかどうかを確答すべき旨の催告をした場合に、相当の期間内に確答がなかったときは、Aは追認をしたものとみなされる。
代理に関する基本論点の横断問題である。肢3は無権代理人の相手方による催告の効果を問うもので、本人が相当の期間内に確答をしないときは追認を拒絶したものとみなされる。追認したものとみなされるとする点が誤りである。無権代理の相手方保護の制度としては、催告権は悪意の相手方でも行使でき、取消権は善意の相手方が本人の追認前に限って行使でき、無権代理人への責任追及も認められるというように、それぞれ要件が異なるので整理しておく。制限行為能力者を代理人とすることの可否、代理権の濫用、任意代理人による復代理人の選任要件も頻出である。