管理業務主任者試験 2023年 問29
2023年 問29
民法・区分所有法等
共有物分割と取得時効甲マンションの住戸101号室をA、B、Cの3人が共有し、住戸102号室を所有者に無断でDが占有している場合に関する次の記述のうち、民法、区分所有法及び判例によれば、最も適切なものはどれか。
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正解: 4 — 102号室について、Dは、所有の意思をもって、善意で、平穏に、かつ、公然と占有をするものと推定される。
区分所有権の共有関係と無権原占有者の取得時効を問う問題である。民法186条1項は、占有者は所有の意思をもって、善意で、平穏に、かつ、公然と占有をするものと推定すると定めており、無断で占有するDについてもこの推定が働くから、肢4が適切である。共有物については5年を超えない期間内の不分割特約が有効であり、分割方法も現物分割が原則で賠償分割も認められ、競売は現物分割等が困難な場合の手段にすぎない。また共用部分の共有持分は専有部分の処分に従い分離処分できないため、専有部分を時効取得すれば共用部分の持分も当然に取得する。