管理業務主任者試験 2023年 問37

2023年 問37
管理実務・会計
規約違反行為への措置

管理規約違反行為、使用細則違反行為又は義務違反行為に関する次の記述のうち、区分所有法及び標準管理規約(単棟型)によれば、不適切なものはいくつあるか。管理規約上ペットの飼育が禁止されているマンションにおいて、住戸の賃借人がペットを飼育している場合、理事長は、理事会の決議を経て、賃貸人である区分所有者に対して警告をすることはできるが、当該賃借人に対して警告をすることはできない。区分所有者が、専有部分の使用細則に違反して、常習的に深夜に大音量でピアノの演奏をしていることから、当該行為の差止めを求めて訴訟を提起する場合には、総会の決議を経る必要がある。区分所有者が共用部分の破壊行為を繰り返すなどして他の区分所有者の共同の利益に反する行為を行い、他の区分所有者の共同生活上の障害が著しいことから、訴えをもって当該区分所有者による専有部分の使用の禁止を請求する旨の集会の決議をするには、あらかじめ、当該区分所有者に対し、弁明する機会を与えなければならない。区分所有者に対し、管理規約違反行為の差止めを求める訴訟を提起する場合は、理事長は当該区分所有者に対して違約金としての弁護士費用を請求することができる。

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正解: 2二つ

規約・使用細則違反や共同利益背反行為への対応手続を問う問題である。理事長は理事会の決議を経て、区分所有者だけでなく専有部分の貸与を受けた者やその同居人に対しても勧告・指示・警告を行うことができるから、賃借人に警告できないとする記述は誤りである。また、行為の差止め等の請求に関する訴訟の追行も理事会の決議によることができ、総会の決議は必要とされていないから、この記述も誤りである。使用禁止請求の決議に先立つ弁明の機会の付与、違約金としての弁護士費用の請求はいずれも正しい。不適切なものは二つである。