マンション管理士試験 2019年 問13
2019年 問13
民法・区分所有法等
相続と登記の対抗関係甲マンションの 102 号室を所有するAが遺言することなく死亡し、Aの相 続人であるBとCがAの遺産全てをBが相続する旨の遺産分割をした場合における 次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。
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正解: 3 — BC 間の遺産分割協議前に、CがGに対してCの法定相続分に当たる 102 号 室の持分を譲渡し、Gが所有権移転登記をしたときであっても、BはGに対し て 102 号室全部の所有権を主張できる。
相続をめぐる対抗関係を問う問題である。被相続人が生前に譲渡していた場合、相続人は被相続人の地位を包括承継するにすぎず対抗要件で保護される第三者に当たらないため、譲受人は登記なくして相続人に所有権を主張できる。相続人がさらに第三者に譲渡した場合は二重譲渡と同様の対抗問題となる。遺産分割前に共同相続人の一人から法定相続分に相当する持分を譲り受けて登記を備えた第三者に対しては、その後の遺産分割の結果を対抗できないため3が誤りである。遺産分割後に持分を譲り受けた第三者との関係でも、法定相続分を超える権利の取得は登記なくして対抗できない。