マンション管理士試験 2020年 問13

2020年 問13
民法・区分所有法等
抵当権の効力と順位

Aが所有する甲マンション 201 号室には、AのBに対する債務を担保するためにBの抵当権が設定されている。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

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正解: 4201 号室にAのFに対する債務を担保するためにFの抵当権が設定された場合には、Bの抵当権とFの抵当権の順位は、抵当権設定契約の前後によって決まる。

抵当権の基本論点を問う問題である。同一の不動産について複数の抵当権が設定された場合、その順位は登記の前後によって決まり、抵当権設定契約の前後によるものではないから、肢4が誤りである。抵当権の効力は付加一体物のほか、設定当時に既に存在していた従物にも及ぶ。抵当権の設定登記より前に建物の引渡しを受けていた賃借人は借地借家法上の対抗要件を備えているため、競売による買受人に対しても賃借権を対抗でき明渡請求を拒むことができる。また抵当権は非占有担保であり、設定者の使用収益権を奪わないから、設定後も賃貸して賃料を収取できる。