マンション管理士試験 2021年 問13

2021年 問13
管理実務・会計
滞納管理費の消滅時効

滞納されているマンションの管理費(この問いにおいて「滞納管理費」という。)の消滅時効に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。

正解を見る

正解: 2管理組合が、管理費を滞納している区分所有者Aに対する支払の催告に基づく時効の完成猶予期間を経過した後に、その支払額や支払方法について、あらためてAと協議を行う旨の合意が書面でなされたときには、その合意から1年を経過した時、協議期間を定めている場合にはその期間を経過した時、当事者の一方から相手方に対して協議の続行を拒絶する通知を書面で送付した場合にはその通知の到達から6ヵ月を経過した時、の最も早い時まで時効の完成猶予が認められる。

滞納管理費債権の消滅時効について、完成猶予・更新の各事由を問う問題である。協議を行う旨の合意による完成猶予は、書面による合意があった時から1年、当事者が1年に満たない協議期間を定めたときはその期間、一方が協議の続行を拒絶する旨の通知を書面でしたときはその通知の時から6ヵ月、のいずれか早い時までである。肢2はこの期間の定めについて1年未満という限定を欠き、また拒絶通知についても「通知の時」ではなく「通知の到達から」6ヵ月としており、条文の内容と一致しないため誤りである。管理費債権は、権利を行使することができることを知った時から5年で時効消滅する点も併せて押さえておきたい。