マンション管理士試験 2021年 問16

2021年 問16
民法・区分所有法等
連帯保証人の責任

Aがその所有する甲マンションの 301 号室をBに賃貸し、CがBの賃料支払債務について連帯保証した場合に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

正解を見る

正解: 2AB間の賃貸借契約において賃料債務についての遅延損害金の定めがない場合には、AC間の連帯保証契約において保証債務についてのみ遅延損害金を定めることはできない。

賃料債務の連帯保証をめぐる基本論点を問う問題である。保証人は主たる債務に関する利息・違約金・損害賠償その他その債務に従たるすべてのものを含む責任を負うほか、保証債務についてのみ違約金又は損害賠償の額を約定することができる。したがって、主債務に遅延損害金の定めがなくても保証債務についてのみ遅延損害金を定めることは可能であり、これを否定する肢2が誤りである。あわせて、連帯保証人には催告の抗弁権・検索の抗弁権がないこと、連帯保証人に対する履行の請求は主たる債務者に対しては原則として効力を生じない相対的効力にとどまることも押さえておきたい。