マンション管理士試験 2025年 問12

2025年 問12
民法・区分所有法等
不動産物権変動と対抗要件

Aは、甲マンションの 302 号室を所有している。この場合に関する次の記 述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

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正解: 2Aが、Bとの間で 302 号室の売買契約を締結し、Bにその所有権の移転登記 がされ、さらにBがCとの間で同室の売買契約を締結してCにその所有権の移 転登記がされた場合において、その後、AがBの強迫を理由としてAB間の売 買契約を取り消したときは、Aは、同室の所有権をCに対抗することができな い。

二重譲渡・取消し・解除・共同相続における登記と対抗関係を問う問題である。強迫を理由とする取消しには、詐欺の場合と異なり善意無過失の第三者を保護する規定がないため、取消し前に現れた第三者に対しては、登記がなくても取消しによる所有権の復帰を対抗することができる。したがってAはCに所有権を対抗できるのであり、これを否定する肢2が誤りである。解除後に現れた第三者とは対抗関係に立ち登記の先後で決し、共同相続人は法定相続分に相当する持分については登記がなくても第三者に対抗できる。