要点
宅建の過去問は本試験の問題と正解番号が実施機関から公表されており、独学の中心教材にできます。 使い方の要点は 3 つ。①テキストで科目の構造を掴んでから分野別に解く、②周回ごとに目的を変える(1 周目は仕分け、2 周目は間違いだけ、3 周目は全問を高速で)、 ③配点(宅建業法 20・権利関係 14・法令上の制限 8・税その他 8)に沿って時間を配る。 「何年分」は、法改正の影響が小さく出題傾向が近い直近 10〜15 年分を優先し、余力があれば遡ります。
配点で時間を割る
科目別の出題数は 2009 年度から固定
過去問を「どの科目から・どれだけ」やるかは配点で決めます。以下は本サイト収録の過去問を年度別に集計した出題構成です。2009 年度に現在の構成になってから変わっていません。
| 科目 | 出題数(2009 年度〜) | 出題数(2005〜2008 年度) | 過去問演習の優先度 |
|---|---|---|---|
| 宅建業法 | 20 問(問 26〜45) | 16 問 | 最優先。出題パターンが安定し、得点源にしやすい |
| 権利関係(民法等) | 14 問(問 1〜14) | 16 問 | 頻出論点に絞る。全論点の網羅は非効率 |
| 法令上の制限 | 8 問(問 15〜22) | 9 問 | 数字と手続の暗記。過去問の反復が最も効く |
| 税・その他(免除科目含む) | 8 問(問 23〜25・46〜50) | 9 問 | 統計・土地建物は直近年度を優先 |
出典:本サイト収録の過去問(1989〜2025 年度)を年度・問番号で集計。2020・2021 年度は 10 月試験。 出題形式・過去問の公表は一般財団法人 不動産適正取引推進機構(確認日 2026-07-28)。
正しい順番
インプット → 過去問の往復
①テキストで一通り
科目ごとに基本テキストを通読。論点を覚えなくていい、構造を把握する。
②分野別過去問
インプットした論点ごとに分野別過去問。テキストで覚えた知識を「問われ方」に変換する。
③年度別で総合演習
全範囲一通り後、年度別を時間内に。本番の時間配分・科目構成を体験。
3 周の使い分け
周ごとに、目的が変わる
1 周目: 仕分け
解けた・間違えた・全く分からないの 3 カテゴリに分類。解説で「なぜ」を押さえる。
2 周目: 弱点潰し
間違えた問題のみ。同じ間違いを繰り返さないことが優先。
3 周目: 高速反復
直前期は全問を高速で解く。本番のリズム感・即答力を養う。
やってはいけない
過去問演習の落とし穴
解説を流し読み
答え合わせだけで終わると、解けた気になるだけ。根拠を毎回確認する。
マイナー論点に深入り
1 回しか出題されていない論点に時間を使うのは非効率。頻出論点優先。
年度別だけ反復
年度別だけだと論点の偏りが残る。分野別と組み合わせて全範囲を均一に。
よくある質問
過去問について
過去問は何年分やればいいですか?
直近 10〜15 年分を優先するのが現実的です。法改正の影響が小さく、現在の出題構成(2009 年度〜)と同じ形式で演習できます。余力があれば遡って構いませんが、古い年度は改正前の法律で出題されている問題があります。
過去問と正解はどこで手に入りますか?
実施機関(不動産適正取引推進機構)が本試験の問題と正解番号を公表しています。本サイトでは 1989 年度以降の 1,882 問を、選択肢ごとの解説つきで収録しています。
過去問だけで合格できますか?
合格者の学習方法別の統計は公表されていません。過去問は本試験の出題パターンをそのまま学べる唯一の教材ですが、法改正論点や初見の出題形式には予想問題・模試で備えるのが一般的です。
紙とアプリ、どちらがいいですか?
反復演習は間違えた問題だけを抽出できるアプリが効率的です。本番感覚は年度別を紙で時間を計って解くと得られます。併用が現実的です。
本ページの数値と出典
- 一般財団法人 不動産適正取引推進機構「試験の概要」過去問と正解番号の公表・出題形式
- 宅建コーチ 収録過去問(1989〜2025 年度・1,882 問)科目別の出題数、年度ごとの出題構成
試験制度・日程・合格基準は変更されます。受験手続きなど重要な判断の前には、 必ず各実施機関の公表内容をご確認ください。誤りに気づかれた場合は support@takkenai.jp までご連絡ください。
次の一歩
過去問を、回す
2026年の本試験は 10月18日(日)
今日 1 問の積み重ねが、合格を呼ぶ
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