宅建コーチ
合格率データ・読み解き

合格率「15-19%」を、正しく読む

過去 37 年で合格率は 15-19% に収まります。「絶対試験ではなく相対調整」「5問免除は別枠」「合格点は変動」——RETIO 公表データから、合格率の意味を整理しました。

18.7%
令和7年(2025)合格率
33
令和7年 一般合格点
+4.5pt
5問免除組と一般組の差(5年平均)
80%
受験率(申込者→受験者)
過去37年の宅建合格率推移を5問免除組と一般組で比較するグラフ
年度別データ

過去 7 年の合格率推移

申込者数・受験者数・合格者数・合格率・合格点を年度別に整理。出典:不動産適正取引推進機構(RETIO)「試験結果」

年度申込者数受験者数合格者数合格率合格点
令和7年(2025)306,099245,46245,82118.7%33
令和6年(2024)301,336241,43644,99218.6%37
令和5年(2023)289,096233,27640,02517.2%36
令和4年(2022)283,856226,04838,52517.0%36
令和3年(2021)256,704209,74937,57917.9%34
令和2年(2020)204,163168,98929,72817.6%38
令和元年(2019)276,019220,79737,48117.0%35
5問免除 vs 一般

登録講習を受けた組の合格率は、約 5pt 高い

過去 5 年で 5問免除組は一般組より平均 +4.5pt 高い合格率。合格点も 5 点低く設定されます。

年度5問免除組一般組
令和7年(2025)24.2%17.2%+7.0pt
令和6年(2024)21.9%17.8%+4.1pt
令和5年(2023)24.1%17.2%+6.9pt
令和4年(2022)17.3%17.0%+0.3pt
令和3年(2021・10月)21.3%16.9%+4.4pt
合格率の特徴

RETIO データから見える4つの事実

公表データから読み取れる、合格率の構造的な特徴です。

相対試験ではなく、絶対試験
合格点は受験者の出来で前後しますが、合格率は意図的に 15-19% に維持されます。難易度が上がれば合格点が下がる仕組みで、人数調整は合格点の上下で行われます
5問免除組は別枠の合格点
5問免除組の合格点は一般受験者より 5 点低く設定されます。同じ年度で同じ会場・問題でも、合格基準が異なります
属性別データ:男女・年齢
令和7年は女性合格率 19.6%・男性合格率 18.1%。平均年齢は 36.2 歳。女性のほうがやや高い合格率は近年継続しています
受験率は約 80%
申込者全員が受験するわけではなく、受験率は例年 80% 前後。当日体調不良などで欠席する人が一定数います
よくある誤解

合格率データを、誤解しないために

数字だけ見ると勘違いしがちな 3 つの読み方。

「15% は難しい」は半分正しい
合格率15%は宅建士の社会的価値を維持するための制度的水準。普通に勉強した人の中で 15% という意味で、一切勉強せずに受けた人を含めても 15% という意味ではありません
「合格点が下がる年=難化」とは限らない
合格点は受験者全体の得点分布から決定。難化した年も合格率は 15-19% に収まるよう調整されます
「過去 5 年で 18% 台が増加」は事実
平成期は 14-16% が中心でしたが、令和に入り 17-18% 台が常態化。これは難易度というより、調整の方針変化と見られます
よくある質問

合格率データについて

宅建の合格率はなぜ毎年 15-19% なのですか?
宅建士は宅地建物取引のための国家資格で、合格者数を一定に保つために合格率が制度的に管理されています。受験者の出来で難易度が変動しても、合格点を上下させて合格率を 15-19% に収める仕組みです
合格率が高い年は易しいのですか?
必ずしも易しいとは限りません。合格率は合格点を調整して算出されるため、難化した年でも合格点を下げて合格率を維持することがあります。問題の難易度は別途検証が必要です
5問免除組の合格率はなぜ高いのですか?
5問免除組の合格点は一般受験者より 5 点低く設定されます(例:令和7年は一般33点/免除28点)。免除される問46〜50には統計問題(問48)など正答率の低い問題が含まれるため、これを免除できる効果が大きく、過去 5 年平均で +4.5pt の差につながっています
男女別・年齢別の合格率はどうなっていますか?
令和7年は女性合格率 19.6%、男性合格率 18.1%、平均年齢 36.2 歳。女性のほうがやや高い合格率は近年継続しており、平均年齢は概ね 35〜37 歳の範囲で推移しています
合格点は何点を目指せばいいですか?
令和7年は一般33点(5問免除組28点)。過去 7 年は 33〜38 点の範囲で、目安として「35 点」を目標に学習するのが安全です
受験率はなぜ 100% ではないのですか?
受験率は例年 80% 前後で、申込者の約 20% が当日欠席します。体調不良・他予定との重複・直前の準備不足など理由はさまざまです
通信講座と独学で合格率に差はありますか?
RETIO は通信/独学別の合格率を公表していないため、客観的な比較データはありません。各通信講座が公表する合格率は受講者基準であり、自己選択バイアスを含むため、独学との単純比較はできません
合格率は今後も 15-19% を維持しますか?
制度的に大きな変更がなければ維持される見込みです。宅建士の社会的需要・登録者数の調整方針が変わると合格率も変動する可能性があり、毎年の RETIO 公表を確認することが重要です
データについて

本ページの数値・出典

年度別合格率不動産適正取引推進機構(RETIO)「試験結果概要」
5問免除組データRETIO 試験結果概要、令和3〜7年度
属性別データRETIO 令和7年度試験結果(性別・平均年齢)
合格率の意味受験者全体の得点分布から制度的に算出。当ページの解釈は当社見解です
最終更新2026年5月
さあ、はじめよう
この問題を、アプリで解いて記録する
無料で体験を始める →
宅建合格率の真実|過去37年データと「15-19%」の意味を読み解く - 宅建コーチ|宅建コーチ