民法(権利関係)
頻出

連帯保証

定義

宅建試験の民法解説:「連帯保証と連帯債務」の難問対策。これらだけ丸々4肢で出題される可能性は低いですが、前回の保証債務と絡めて出題される可能性は十分にあります。すごく力を入れるべきところではありませんが、最低限、保証債務との比較だけは押さえておいてください。

解説

宅建の独学勉強を充実情報で応援! 宅建試験の民法解説:「連帯保証と連帯債務」の難問対策。これらだけ丸々4肢で出題される可能性は低いですが、前回の保証債務と絡めて出題される可能性は十分にあります。すごく力を入れるべきところではありませんが、最低限、保証債務との比較だけは押さえておいてください。 (C)2005~ 5000万アクセス突破!幸せに宅建に合格する方法

よくある誤解

1renho2において、「全て」「必ず」という表現がある場合は例外がないか注意が必要です。
2renho2の効果と要件を混同しやすいので、条文の構造を正確に理解することが重要です。

民法(権利関係)は宅建試験の核心科目の一つで、契約法、物権法、不法行為法など幅広い分野を含みます。債権法の中でも保証制度は実務上重要であり、特に連帯保証は住宅ローン等の融資実務で頻繁に利用される制度です。保証債務の基本構造を理解した上で、連帯保証の特質を把握することが求められます。

試験での位置づけ:民法分野から約20問出題され、保証制度関連は2-3年に1回程度出題。単独で4肢すべてが出題されることは稀だが、保証債務と絡めて出題される可能性が高い。

重要な理由:連帯保証は実務で最も多く利用される保証形態であり、保証人の責任範囲や求償関係の理解は宅建士として必須。通常の保証との違いを正確に理解していないと、実務で重大な誤りを犯す可能性があるため頻出テーマとなっている。

関連トピック

保証債務
連帯債務
物上保証
催告の抗弁権
検索の抗弁権
求償権
共同保証
根保証

前提知識

  • 債権と債務の基本概念
  • 保証債務の性質と従属性
  • 連帯債務の基本構造

次に学ぶべき

  • 根保証契約
  • 保証人の保護制度
  • 抵当権と物上保証

連帯保証とは、保証人が主債務者と連帯して債務を負う保証形態です。通常の保証と異なり、保証人は催告の抗弁権(まず主債務者に請求せよという抗弁)と検索の抗弁権(主債務者の財産を執行せよという抗弁)を有しません。これにより、債権者は主債務者と保証人のどちらにも直接請求でき、保証人の責任は極めて重くなります。この制度は債権回収の確実性を高めるために設けられています。

法的根拠

民法第432条(連帯債務者の履行請求)
民法第442条(連帯保証の意義)
民法第443条(連帯保証における抗弁権の不存在)
民法第444条(連帯保証と時効の更新等)
民法第456条(主たる債務者の変更等の効果)

具体的なルール

1連帯保証人は催告の抗弁権を有しないため、債権者から直接請求された場合、主債務者に先に請求するよう主張できない。
2連帯保証人は検索の抗弁権を有しないため、主債務者に執行可能な財産があっても、自己の財産から弁済を拒否できない。
3連帯保証は書面でする必要があり、口頭のみでは無効となる(民法446条の保証契約の要式性が準用される)。
4主債務者に対する履行請求は連帯保証人に対しても時効の更新等の効力を生じる(民法444条)。
5連帯保証人が債務を履行した場合、主債務者に対して求償権を行使できる(民法459条)。
6連帯保証は主債務の従たる債務であり、主債務が無効の場合は連帯保証債務も原則として無効となる。

例外・特例

  • 主債務が消滅時効にかかった場合、連帯保証人は時効を援用して免責を主張できるが、主債務者が時効を援用しない場合でも保証人は単独で援用可能。
  • 主債務者と連帯保証人の間に特約がある場合、求償権の範囲や行使条件が変更されることがある。
  • 事業融資における根保証契約には、保証限度額の定め等の特別ルールが適用される(民法465条の2以下)。

実務上の意味

金融機関は融資の担保として連帯保証を多用する。債権者は主債務者と保証人のどちらにも自由に請求でき、回収の確実性が高まる。宅建士は不動産取引で保証人の責任範囲を説明する際、連帯保証の重い責任を正確に伝える必要がある。

ミニクイズ

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Q1【2008年 問6】AからBとCとが負担部分2分の1として連帯して1,000万円を借り入れる場合と、DからEが1,000万円を借り入れ、Fがその借入金返済債務についてEと連帯して保証する場合とに関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。
Q2【2006年 問7】A銀行のB社に対する貸付債権につき、Cは、B社の委託を受けその全額につき連帯保証するとともに、物上保証人として自己の所有する土地に担保設定している。DもB社の委託を受け全額につき連帯保証している。保証人各自の負担部分は平等である。A銀行とB、C及びDとの間にその他特段の約定はない。この場合に関する次...

学習のヒント

民法は「なぜそうなるか」の理由を理解することが重要です。条文の趣旨と判例の結論をセットで覚えましょう。

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