令和2年(2020)本試験

246

住宅金融支援機構過去問

この問題の全体像

住宅金融支援機構の業務内容に関する問題。証券化支援事業(買取型)の仕組み、災害時の特例措置、賃貸住宅の扱い、団体信用生命保険業務の4論点から正誤判定を行う。災害時の元金据置期間に関する規定が正解の鍵。

令和2年246
独立行政法人住宅金融支援機構(以下この問において「機構」という。)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 1機構は、証券化支援事業(買取型)において、金融機関から買い取った住宅ローン債権を担保としてMBS(資産担保証券)を発行している。
  • 2機構は、災害により住宅が滅失した場合におけるその住宅に代わるべき住宅の建設又は購入に係る貸付金については、元金据置期間を設けることができない。
  • 3機構は、証券化支援事業(買取型)において、賃貸住宅の建設又は購入に必要な資金の貸付けに係る金融機関の貸付債権については譲受けの対象としていない。
  • 4機構は、貸付けを受けた者とあらかじめ契約を締結して、その者が死亡した場合に支払われる生命保険の保険金を当該貸付けに係る債務の弁済に充当する団体信用生命保険を業務として行っている。

この問題の詳しい解説

POINT
この問題のポイント
住宅金融支援機構の業務内容に関する問題。
この問題は、6 つの視点でさらに深掘りできます
02
深度分析
住宅金融支援機構の業務内容に関する問題。証券化支援事業(買取型)の仕組み、災害時の特例措置、賃貸住宅の扱い、団体信用生命保険業務の4…
03
知識背景
住宅金融支援機構は、住宅ローンの証券化支援を通じて長期固定金利の住宅ローン供給を促進する独立行政法人。買取型と保証型の証券化支援事業…
04
覚え方
災害には配慮あり、据置きOK!被災者を守るのが機構の使命。逆の記述はNGと覚える。
05
試験のコツ
機構の業務内容の正誤判定 ・証券化支援事業の対象範囲 ・災害時の特例措置の内容
06
実務での見え方
不動産仲介業務で顧客が住宅ローン選びを相談する際、フラット35の仕組みを説明できる。災害時の対応についても知識があれば安心感を与えら…
07
よくある間違い
{"mistake":"選択肢3を誤りと判断する。賃貸住宅も対象になると誤解。","why_wrong":"証券化支援事業の対象を広…
02深度分析
要約
住宅金融支援機構の業務内容に関する問題。証券化支援事業(買取型)の仕組み、災害時の特例措置、賃貸住宅の扱い、団体信用生命保険業務の4論点から正誤判定を行う。災害時の元金据置期間に関する規定が正解の鍵。
法的根拠
独立行政法人住宅金融支援機構法第1条独立行政法人住宅金融支援機構法第17条独立行政法人住宅金融支援機構法第18条独立行政法人住宅金融支援機構法第34条
論理の流れ
選択肢2に着目する。災害による住宅滅失は被災者にとって極めて厳しい状況であり、法的救済措置が用意されているのが自然である。機構法では災害時の特例として元金据置期間の設定を認めており、「設けることができない」という記述がこの救済措置と矛盾することを見抜くことができる。
重要な区別
災害時の特例措置の有無。通常の貸付と災害時の貸付では扱いが異なり、被災者保護の観点から柔軟な対応が認められている点が重要。
各選択肢のポイント
  • 証券化支援事業(買取型)の基本仕組み通り。金融機関から買取った住宅ローン債権を担保にMBSを発行する。
  • 災害時は例外的に元金据置期間を設けることができる。被災者保護の観点から認められた特例措置である。
  • 証券化支援事業(買取型)は自住用住宅が対象。賃貸住宅建設資金の貸付債権は譲受け対象外。
  • 機構は団体信用生命保険を業務として実施。債務者が死亡した際、保険金で債務を弁済する仕組み。
03知識背景
テーマ概要
住宅金融支援機構は、住宅ローンの証券化支援を通じて長期固定金利の住宅ローン供給を促進する独立行政法人。買取型と保証型の証券化支援事業、直接貸付事業、災害復興貸付などを業務とする。2007年に住宅金融公庫が改組して発足。
歴史的背景
住宅金融公庫(1950年設立)が2007年に廃止され、住宅金融支援機構として新設。直接貸付から証券化支援への転換が図られた。東日本大震災後、災害関連貸付の重要性が増大。
関連法令
独立行政法人住宅金融支援機構法資産流動化法抵当証券法住宅金融公庫法(廃止)
体系的位置づけ
宅建試験の税・その他科目における重要論点。住宅ローン制度全体の理解に不可欠で、不動産取引実務との関連も深い。
前提知識
証券化の基本仕組み(SPV、MBS)、住宅ローンの種類、独立行政法人の性質、災害復興制度の基礎知識が必要。フラット35の仕組みも理解しておくと有利。
04記憶テクニック
語呂合わせ
災害には配慮あり、据置きOK!被災者を守るのが機構の使命。逆の記述はNGと覚える。
ビジュアル描写
災害で家が倒壊した被災者のイメージ。機構が「大丈夫、据置き認めます」と手を差し伸べる図。これが否定される記述は誤り。
重要公式
災害=特例あり/据置期間=設定可能/賃貸住宅=買取型対象外/団信=業務として実施
関連連想
フラット35の広告を思い出す。機構=住宅ローン支援=国民の住生活を守る=災害時も守る。
比較表
通常貸付:元金据置不可/災害貸付:元金据置可/買取型:自住用のみ/保証型:より広範
05試験テクニック
出題頻度
住宅金融支援機構法は2-3年に1回程度出題。災害特例は頻出論点の一つ。
重要度
B:重要。不動産実務で住宅ローン知識は必須。フラット35との関連で実務的意義が高い。
出題パターン
  • 機構の業務内容の正誤判定
  • 証券化支援事業の対象範囲
  • 災害時の特例措置の内容
解法・消去法
「できない」「ない」等の否定表現に要注意。被災者保護に関わる部分で否定表現があれば、誤りの可能性が高い。
時間戦略
機構の業務は「国民の住生活を支援する」という目的を念頭に置けば、被災者保護の観点から正誤を判断できる。30秒程度で解答可能。
06実務応用
実務シナリオ
不動産仲介業務で顧客が住宅ローン選びを相談する際、フラット35の仕組みを説明できる。災害時の対応についても知識があれば安心感を与えられる。
実務への影響
住宅ローン選択のアドバイス、災害リスクへの備えとしての知識、金融機関との連携理解に直結する実務知識。
ケーススタディ
東日本大震災で被災した顧客が住宅再建を検討。機構の災害復興貸付を紹介し、元金据置期間を活用して再建資金を確保した事例。
業界関連性
不動産業界では住宅ローン知識が必須。フラット35は主要商品の一つであり、その仕組み理解は実務で頻繁に活用される。
ニュース連動
自然災害の増加に伴い、災害復興貸付の重要性が高まっている。機構の役割が注目される状況。
07よくある間違い
選択肢3を誤りと判断する。賃貸住宅も対象になると誤解。
なぜ間違えるか:証券化支援事業の対象を広く捉えすぎている。自住用住宅に限定されていることを理解していない。
選択肢1を誤りと判断。MBS発行の仕組みを混同。
なぜ間違えるか:証券化の仕組み(SPVを経由する等)を複雑に考えすぎ、機構自身が発行するという理解に至っていない。
選択肢4を誤りと判断。団信業務を知らない。
なぜ間違えるか:機構の業務範囲を狭く捉えている。貸付業務に付随するサービスとしての団信を理解していない。
解説は、まだ続きます
背景知識・覚え方・引っかけ対策・実務での見え方まで。無料体験で、この1問をとことん深掘りできます。
無料体験で続きを読む →
さあ、はじめよう
この問を、アプリで記録する
無料で体験を始める →