宅建コーチ税・その他令和3年150
令和3年(2021)本試験

150

税・その他建物に関する知識過去問

この問題の全体像

建物の構造に関する知識を問う問題。組積式構造と補強コンクリートブロック造の特徴・性質を理解しているかが鍵。特に補強コンクリートブロック造の壁量の必要性や使用用途に関する正誤判断が求められる。

令和3年150税・その他
建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 1組積式構造は、耐震性は劣るものの、熱、音などを遮断する性能が優れている。
  • 2組積式構造を耐震的な構造にするためには、大きな開口部を造ることを避け、壁厚を大きくする必要がある。
  • 3補強コンクリートブロック造は、壁式構造の一種であり、コンクリートブロック造を鉄筋コンクリートで耐震的に補強改良したものである。
  • 4補強コンクリートブロック造は、壁量を多く必要とはせず、住宅等の小規模の建物には使用されていない。

この問題の詳しい解説

POINT
この問題のポイント
建物の構造に関する知識を問う問題。
この問題は、6 つの視点でさらに深掘りできます
02
深度分析
建物の構造に関する知識を問う問題。組積式構造と補強コンクリートブロック造の特徴・性質を理解しているかが鍵。特に補強コンクリートブロッ…
03
知識背景
建物の構造には、在来木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、組積式構造、補強コンクリートブロ…
04
覚え方
組積式=「積み上げ式」で重いから耐震弱い、でも厚い壁で熱・音シャットアウト。補強ブロック=「補強」付きで住宅にもOK、でも壁たくさん…
05
試験のコツ
構造ごとの特徴(耐震性、耐火性、遮音性など)の正誤判定 ・構造と適用建物規模の組み合わせ ・構造の耐震対策に関する記述の正誤
06
実務での見え方
不動産仲介業務で、建物の構造を説明する際に活用。木造アパートとRC造マンションの違い、遮音性や耐震性の違いを購入者・借主に説明する際…
07
よくある間違い
{"mistake":"補強コンクリートブロック造を大規模建物専用の構造と誤解し、選択肢4を正しいと判断してしまう。","why_w…
02深度分析
要約
建物の構造に関する知識を問う問題。組積式構造と補強コンクリートブロック造の特徴・性質を理解しているかが鍵。特に補強コンクリートブロック造の壁量の必要性や使用用途に関する正誤判断が求められる。
法的根拠
建築基準法第20条(構造耐力)建築基準法施行令第3章(構造強度)建築基準法第2条(定義)
論理の流れ
まず組積式構造の特徴(耐震性が低い、遮熱・遮音性が高い)を理解する。次に補強コンクリートブロック造が壁式構造の一種で、鉄筋コンクリートで補強されていることを確認。最後に選択肢4で「壁量を多く必要としない」「小規模建物に使用されていない」という記述が実際と逆であることを特定する。
重要な区別
補強コンクリートブロック造は壁式構造のため壁量を多く必要とし、住宅などの小規模建物にも広く使用されている点。この二点が選択肢4で逆に記述されている。
各選択肢のポイント
  • 組積式構造はレンガ造などが代表で、耐震性は劣るが、厚い壁により遮熱・遮音性に優れる。
  • 組積式構造の耐震性向上には、開口部を小さくして壁厚を厚くし、壁の連続性を確保する必要がある。
  • 補強コンクリートブロック造は壁式構造の一種で、ブロックに鉄筋を通しコンクリートを充填して補強した構造。
  • 補強コンクリートブロック造は壁式構造のため壁量を多く必要とし、住宅など小規模建物にも広く使用されている。
03知識背景
テーマ概要
建物の構造には、在来木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、組積式構造、補強コンクリートブロック造などがある。それぞれ耐震性、耐火性、遮音性、経済性など異なる特徴を持ち、用途に応じて使い分けられる。
歴史的背景
組積式構造は古代から存在する伝統的な構造。日本では耐震性の問題から普及が限定的。補強コンクリートブロック造は戦後、住宅の迅速な供給と耐震性確保の両立を目指して開発・普及した。
関連法令
建築基準法第20条建築基準法第21条(ブロック造の制限)建築基準法施行令第46条建築基準法施行令第82条
体系的位置づけ
宅建試験の「法令上の制限」または「建物」分野で、建物の構造・形質に関する基礎知識として出題される。建築基準法との関連が深い。
前提知識
壁式構造とラーメン構造の違い、各構造方式の耐震性・耐火性の特徴、開口部と耐震性の関係、コンクリートブロック造と補強コンクリートブロック造の違いを理解しておく必要がある。
04記憶テクニック
語呂合わせ
組積式=「積み上げ式」で重いから耐震弱い、でも厚い壁で熱・音シャットアウト。補強ブロック=「補強」付きで住宅にもOK、でも壁たくさん必要。
ビジュアル描写
組積式はレンガを積み上げたイメージで、横からの力に弱い。補強ブロックはブロックの中に鉄筋が入り、コンクリートで固まった「補強された壁」のイメージ。
重要公式
組積式=耐震弱+遮断強。補強ブロック=壁量多+住宅向。壁式構造=壁で支える=壁多く必要。
関連連想
「ブロック」といえば住宅の塀や家を連想。補強ブロック造は住宅に使われる=選択肢4の「使用されていない」は明らかに誤り。
比較表
組積式構造:耐震性×、遮熱遮音○、開口部制限大。補強ブロック造:耐震性○、壁量多、小規模建物○。RC造:耐震性◎、自由度高。在来木造:耐震性△、経済性○。
05試験テクニック
出題頻度
建物の構造に関する問題は2-3年に1回程度出題される。構造の特徴・性質の正誤判定が中心。
重要度
B:重要。建物の知識は実務でも必須であり、他科目との関連も深い。基礎として確実に押さえるべき。
出題パターン
  • 構造ごとの特徴(耐震性、耐火性、遮音性など)の正誤判定
  • 構造と適用建物規模の組み合わせ
  • 構造の耐震対策に関する記述の正誤
解法・消去法
「使用されていない」「必要としない」などの否定表現に注目。実務でよく見かける構造について否定的記述があれば誤りの可能性が高い。
時間戦略
構造の基本特性を理解していれば1分以内で解答可能。各構造の「得意・不得意」を整理しておくと迅速に判断できる。
06実務応用
実務シナリオ
不動産仲介業務で、建物の構造を説明する際に活用。木造アパートとRC造マンションの違い、遮音性や耐震性の違いを購入者・借主に説明する際に必要な知識。
実務への影響
建物の構造理解は、物件評価、建替え時期の判断、修繕計画、耐震診断の必要性判断など多岐にわたる実務で活用される。
ケーススタディ
中古マンション購入相談で、築30年のRC造と築20年の補強ブロック造を比較検討する場合、それぞれの構造特性を踏まえた耐震性、資産価値、修繕履歴の確認が必要。
業界関連性
不動産業者は建物の構造を理解し、顧客に適切に説明する義務がある。重要事項説明でも構造に関する事項は必須項目。
ニュース連動
地震被害の報道で建物構造と倒壊リスクの関係が話題になる。耐震改修促進法との関連でも構造知識が重要。
07よくある間違い
補強コンクリートブロック造を大規模建物専用の構造と誤解し、選択肢4を正しいと判断してしまう。
なぜ間違えるか:「補強」という言葉から大規模・高層建築向けと連想してしまう。実際は中低層の住宅にも広く使用される。
壁式構造とラーメン構造の違いを理解せず、壁量の必要性を判断できない。
なぜ間違えるか:構造方式の基本原理(柱で支えるか壁で支えるか)を理解していないと、壁量の必要性が分からない。
組積式構造のメリットを知らず、選択肢1を誤りと判断してしまう。
なぜ間違えるか:耐震性が劣るというデメリットばかりに注目し、遮熱・遮音性というメリットを見落とす。
解説は、まだ続きます
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