平成2年(1990)本試験
問31相続と包括遺贈は「非課税」、特定遺贈は「課税」である点の区別。また、免税点の具体的な数字(土地10万、新築23万、その他12万)を正確に記憶しているか。
税・その他不動産取得税過去問
この問題の全体像
不動産取得税の課税対象となる不動産の所在、相続と遺贈の課税区分、新築住宅の特別控除要件、そして具体的な免税点の数値を問う問題。正確な知識の記憶が問われる。
不動産取得税に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 1海外の不動産の取得に対しても不動産取得税が課税される場合がある。
- 2包括遺贈による不動産の取得に対しても、不動産取得税が課税される。
- 3新築住宅に対する1,200万円の特別控除の適用要件には、価格要件と面積要件があり、面積要件については、上限は定められているが、下限は定められていない。
- 4不動産取得税の免税点は、土地の取得にあっては10万円、家屋の取得のうち建築に係るものにあっては1戸につき23万円、その他の家屋の取得にあっては1戸につき12万円である。
この問題の詳しい解説
POINT
この問題のポイント
相続と包括遺贈は「非課税」、特定遺贈は「課税」である点の区別。また、免税点の具体的な数字(土地10万、新築23万、その他12万)を正確に記憶しているか。
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02
深度分析
不動産取得税の課税対象となる不動産の所在、相続と遺贈の課税区分、新築住宅の特別控除要件、そして具体的な免税点の数値を問う問題。正確な…
03
知識背景
不動産取得税は、土地や家屋の取得に対して一度だけ課税される都道府県税です。売買、交換、贈与、建築などが課税対象ですが、相続や法人の合…
04
覚え方
免税点は「ト(10)チ、フ(2)サ(3)ミ、イ(1)ツ(2)ワ」で覚える。土地10万、新築23万、その他12万。
05
試験のコツ
免税点の数字の正誤判定
・相続と遺贈の課税違い
・住宅特例の適用要件(面積・価格)
06
実務での見え方
顧客が中古住宅を購入する際、不動産取得税がいくらかかるか概算を提示し、諸経費の内訳説明を行う場面。
07
よくある間違い
{"mistake":"相続にも不動産取得税が課税されると誤解している。","why_wrong":"相続税と混同しているため。",…
02深度分析
要約
不動産取得税の課税対象となる不動産の所在、相続と遺贈の課税区分、新築住宅の特別控除要件、そして具体的な免税点の数値を問う問題。正確な知識の記憶が問われる。
法的根拠
地方税法第73条の14(課税客体)地方税法第73条の20(非課税)地方税法施行令第37条の7(免税点)
論理の流れ
選択肢1は不動産取得税が都道府県税であるため、海外の不動産には課税されず誤り。選択肢2は包括遺贈は相続とみなされ非課税となるため誤り。選択肢3は特別控除の適用には床面積の下限(例:40㎡以上)も存在するため誤り。選択肢4は土地10万円、新築家屋23万円、その他の家屋12万円という免税点の数字が正しいため正解。
重要な区別
相続と包括遺贈は「非課税」、特定遺贈は「課税」である点の区別。また、免税点の具体的な数字(土地10万、新築23万、その他12万)を正確に記憶しているか。
各選択肢のポイント
- 不動産取得税は日本国内の不動産の取得にのみ課税されるため、海外不動産は対象外。
- 包括遺贈は相続とみなされるため、不動産取得税は課税されない(非課税)。
- 特別控除の適用要件には床面積の下限(例えば40㎡以上など)も定められている。
- 土地10万円、新築家屋23万円、その他の家屋12万円という免税点の規定通り正しい。
03知識背景
テーマ概要
不動産取得税は、土地や家屋の取得に対して一度だけ課税される都道府県税です。売買、交換、贈与、建築などが課税対象ですが、相続や法人の合併による取得は非課税とされるのが特徴です。
歴史的背景
1950年に地方税として創設。住宅取得促進の観点から、新築住宅に対する減額措置などが度々拡充・改正されてきました。1990年当時も住宅政策との関連が深く出題されました。
関連法令
地方税法地方税法施行令地方税法施行規則
体系的位置づけ
宅建試験の「宅建業法」以外の法令制限科目の中で、税法分野(不動産の税金)の核となる論点です。
前提知識
不動産取得税の定義、課税される取得と非課税となる取得の区別、免税点制度、住宅取得に対する特例措置の基礎知識が必要です。
04記憶テクニック
語呂合わせ
免税点は「ト(10)チ、フ(2)サ(3)ミ、イ(1)ツ(2)ワ」で覚える。土地10万、新築23万、その他12万。
ビジュアル描写
地図上の日本国外に不動産があっても税金は届かないイメージ。家屋の大きさが極端に小さいと特例が使えないイメージ。
重要公式
免税点:土地10万円、新築23万円、その他12万円。
関連連想
「包括」は全部含むから相続と同じで非課税。「特定」はこれと決まったから買ったのと同じで課税と連想。
比較表
相続(非課税)、包括遺贈(非課税)、特定遺贈(課税)、贈与(課税)。
05試験テクニック
出題頻度
2-3年に1回程度。税金分野は頻出。
重要度
A:最重要。数字と例外事項は頻出のため必須。
出題パターン
- 免税点の数字の正誤判定
- 相続と遺贈の課税違い
- 住宅特例の適用要件(面積・価格)
解法・消去法
「海外」や「相続への課税」は即座に×と判断できる。
時間戦略
数字の正誤判断は即答できるよう暗記しておき、時間をかけない。
06実務応用
実務シナリオ
顧客が中古住宅を購入する際、不動産取得税がいくらかかるか概算を提示し、諸経費の内訳説明を行う場面。
実務への影響
購入者の初期費用負担に直接影響するため、正確な説明が信頼につながる。
ケーススタディ
父から家を相続した場合(税なし)と、父の遺言で特定の家をもらった場合(税あり)で税額が変わる事例。
業界関連性
取引事務の説明義務履行において不可欠な知識。
ニュース連動
住宅ローン減税との併用や、空き家取得に関する税制優遇など。
07よくある間違い
相続にも不動産取得税が課税されると誤解している。
なぜ間違えるか:相続税と混同しているため。
正しい理解:「取得税」は対価を伴う取得に課されるとイメージする。
遺贈はすべて課税されると誤解している。
なぜ間違えるか:包括遺贈と特定遺贈の違いを理解していない。
正しい理解:「包括」は相続とセットで覚える。
免税点の数字を他の税金(固定資産税等)と混同している。
なぜ間違えるか:税法ごとの数字が多すぎて整理できていない。
正しい理解:語呂合わせで専用の記憶を作る。
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