平成2年(1990)本試験
問41免許の申請時に必要だった情報のうち、変更のたびに行政へ報告しなければならない「動的な情報」と、そうでないものを区別すること。
変更の届出過去問
この問題の全体像
宅建業者が免許取得後に変更が生じた場合、国土交通大臣又は都道府県知事への届出が必要な事項を特定する問題です。
次の事項のうち、その事項について変更があった場合、法人である宅地建物取引業者が免許を受けた国土交通大臣又は都道府県知事に変更の届出をしなければならないものは、どれか。
- 1定款
- 2資本金の額
- 3宅地建物取引業以外に行っている事業の種類
- 4非常勤役員の氏名
この問題の詳しい解説
POINT
この問題のポイント
免許の申請時に必要だった情報のうち、変更のたびに行政へ報告しなければならない「動的な情報」と、そうでないものを区別すること。
この問題は、6 つの視点でさらに深掘りできます
02
深度分析
宅建業者が免許取得後に変更が生じた場合、国土交通大臣又は都道府県知事への届出が必要な事項を特定する問題です。
03
知識背景
この問題は、宅建業者が免許を取得した後、商号や事務所所在地、役員構成などに変更が生じた際に求められる行政手続きに関するものです。免許…
04
覚え方
「名前・場所・人」の変更は届出を。定款や資金はそのままでOK。
05
試験のコツ
届出が必要な変更と不要な変更の組み合わせ問題
・届出期限(30日)を問う問題
06
実務での見え方
役員が交代したり、結婚で改姓した場合、免許権者への変更届出を忘れると、指示処分の対象となるリスクがある。
07
よくある間違い
{"mistake":"資本金の額が変わっても届出が必要だと誤解している。","why_wrong":"免許申請時の要件と混同してい…
02深度分析
要約
宅建業者が免許取得後に変更が生じた場合、国土交通大臣又は都道府県知事への届出が必要な事項を特定する問題です。
法的根拠
宅地建物取引業法第9条宅地建物取引業法施行規則第6条の2宅地建物取引業法第8条
論理の流れ
宅建業法第9条は、免許を受けた者が商号、名称、事務所の所在地、役員の氏名など一定の重要事項に変更があった場合、30日以内に免許権者に届け出る義務を規定しています。選択肢を検討すると、定款や資本金額、兼業事業の変更は届出事項として列挙されていません。一方、役員(業務に従事する者)の氏名変更は明確に届出事項に含まれるため、選択肢4が正解となります。
重要な区別
免許の申請時に必要だった情報のうち、変更のたびに行政へ報告しなければならない「動的な情報」と、そうでないものを区別すること。
各選択肢のポイント
- 定款の変更自体は届出事項ではない。商号変更を伴う場合のみ、商号変更として届出が必要。
- 資本金の額の変更は届出事項ではない。ただし、減額により要件を欠く場合は別途報告が必要。
- 宅建業以外の事業の種類は、変更の届出事項には含まれていないため。
- 業務に従事する役員(非常勤を含む)の氏名変更は、宅建業法第9条に基づき届出が必要。
03知識背景
テーマ概要
この問題は、宅建業者が免許を取得した後、商号や事務所所在地、役員構成などに変更が生じた際に求められる行政手続きに関するものです。免許の有効期間中、常に最新の状態を行政に報告し続ける義務を問います。
歴史的背景
1990年当時の宅建業法でも、変更の届出制度は現在と同様に整備されており、業者の適正な監督を行う上で基本的な仕組みとして位置づけられていました。
関連法令
宅地建物取引業法第9条(変更の届出)宅地建物取引業法第10条(廃業等の届出)宅地建物取引業法第18条(事務所の標識)
体系的位置づけ
宅建業法における「免許」および「監督」の分野に属し、業者の義務履行に関する重要な項目です。
前提知識
免許を受けるための欠格事由や、役員の定義(業務に従事するか否か)、および免許申請書の記載事項についての理解が必要です。
04記憶テクニック
語呂合わせ
「名前・場所・人」の変更は届出を。定款や資金はそのままでOK。
ビジュアル描写
免許証の表面に書いてあるような情報(名前、住所、代表者)が変わったら、免許権者にも知らせるとイメージする。
重要公式
変更届出=商号・名称+事務所所在地+役員氏名(業務従事)。
関連連想
免許証の書き換えが必要な項目=届出が必要と連想する。
比較表
【届出必要】商号・名称、事務所所在地、代表者、役員(業務従事)。【届出不要】資本金、定款、兼業内容。
05試験テクニック
出題頻度
2-3年に1回
重要度
B:重要。届出事項とそうでないものの整理が必須。
出題パターン
- 届出が必要な変更と不要な変更の組み合わせ問題
- 届出期限(30日)を問う問題
解法・消去法
資本金や定款の変更は届出不要と覚えておけば、1と2を即座に消去できる。
時間戦略
条文に基づき機械的に判断できるため、迷わず即答し時間を節約する。
06実務応用
実務シナリオ
役員が交代したり、結婚で改姓した場合、免許権者への変更届出を忘れると、指示処分の対象となるリスクがある。
実務への影響
行政側の業者名簿の管理を正確に保ち、監督行政を円滑にするための基礎手続き。
ケーススタディ
代表取締役が退任し、新代表が就任した際、変更届出を怠り、免許更新時に発覚して指導を受けた事例。
業界関連性
事務所の組織変更や人事異動は日常的に発生するため、実務上非常に重要な手続き。
ニュース連動
コンプライアンス強化の流れの中、行政への届出漏れが経営リスクとなっている。
07よくある間違い
資本金の額が変わっても届出が必要だと誤解している。
なぜ間違えるか:免許申請時の要件と混同しているため。
正しい理解:「届出は名前と場所と人(役員)」とシンプルに覚える。
定款の変更すべてに届出が必要だと考える。
なぜ間違えるか:定款変更=商号変更と短絡的に結びつけているため。
正しい理解:商号変更に限定して覚える。
非常勤役員の氏名変更は不要だと判断する。
なぜ間違えるか:「非常勤=業務に従事しない」と思い込んでいるため。
正しい理解:「業務に従事する役員」かどうかが判断基準と覚える。
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