宅建コーチ税・その他平成5年28
平成5年(1993)本試験

283000万円特別控除(居住5年以上)と買換え特例(所有・居住10年超)の違いを明確にすること。

税・その他所得税過去問

この問題の全体像

租税特別措置法第36条の2の特定居住用財産の買換え特例における、譲渡資産の所有期間と居住期間が共に10年超であるという適用要件を問う問題です。

平成5年28税・その他
租税特別措置法第36条の2の特定の居住用財産の買換え及び交換の場合の長期譲渡所得の課税の特例に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 1譲渡資産とされる家屋については、その譲渡をした年の1月1日における所有期間が10年を超えるものであり、かつ、その居住の用に供していた期間が10年以上であることが、適用要件とされている。
  • 2譲渡資産の譲渡に係る対価の額及び買換資産の取得に係る対価の額については、それぞれ1億円以下であることが、適用要件とされている。
  • 3買換資産とされる家屋については、その床面積が50㎡以上250㎡以下のものであること、また、買換資産とされる土地については、その面積が50㎡以上500㎡以下のものであることが、適用要件とされている。
  • 4買換資産については、譲渡資産の譲渡をした年に取得をし、かつ、その年中に居住の用に供することが、適用要件とされている。

この問題の詳しい解説

POINT
この問題のポイント
3000万円特別控除(居住5年以上)と買換え特例(所有・居住10年超)の違いを明確にすること。
この問題は、5 つの視点でさらに深掘りできます
02
深度分析
租税特別措置法第36条の2の特定居住用財産の買換え特例における、譲渡資産の所有期間と居住期間が共に10年超であるという適用要件を問う…
03
知識背景
居住用財産を譲渡して一定期間内に別の居住用財産を取得した場合、譲渡益に対する課税を繰り延べる租税特別措置法第36条の2の特例です。現…
04
覚え方
「買換えはジュウジュウ(10年10年)」と覚える。所有10年、居住10年。
05
試験のコツ
居住年数の要件(5年か10年か)のひっかけ ・取得期限(当年か翌年か)のひっかけ
06
実務での見え方
顧客が15年住んだ家を売却し、年内に新しいマンションを購入する際、税金を納めるタイミングを遅らせられるか相談された場合。
02深度分析
要約
租税特別措置法第36条の2の特定居住用財産の買換え特例における、譲渡資産の所有期間と居住期間が共に10年超であるという適用要件を問う問題です。
法的根拠
租税特別措置法第36条の2租税特別措置法第31条の3租税特別措置法施行令第20条の2
論理の流れ
本特例は「特定の居住用財産の買換え」に関するもので、譲渡資産について所有期間が10年を超え、かつ居住期間が10年以上であることが必要です。選択肢1はこの要件を正しく記述しています。選択肢2の価格制限、選択肢3の面積制限、選択肢4の取得時期はいずれも誤りであるため消去できます。
重要な区別
3000万円特別控除(居住5年以上)と買換え特例(所有・居住10年超)の違いを明確にすること。
各選択肢のポイント
  • 所有期間10年超かつ居住期間10年以上が買換え特例の核心要件であるため正しい。
  • 譲渡資産・買換資産の双方に1億円以下という価格制限の要件は存在しない。
  • 床面積や土地面積の上限(250㎡や500㎡)という具体的な要件は存在しない。
  • 買換資産は譲渡の年の翌年末までに取得し、遅滞なく居住の用に供すればよい。
03知識背景
テーマ概要
居住用財産を譲渡して一定期間内に別の居住用財産を取得した場合、譲渡益に対する課税を繰り延べる租税特別措置法第36条の2の特例です。現在は廃止されていますが、過去問対策として重要です。
歴史的背景
住宅の取得促進と住み替え需要の喚起を目的として設けられましたが、その後の税制改正により平成18年に廃止されました。
関連法令
租税特別措置法所得税法相続税法
体系的位置づけ
宅建試験の「宅建業法」以外の法令制限の中の、租税特別措置法(税法)分野に位置づけられます。
前提知識
譲渡所得の計算方法、長期譲渡所得と短期譲渡所得の区分(5年ルール)、居住用財産の3000万円控除との違いを理解しておく必要があります。
04記憶テクニック
語呂合わせ
「買換えはジュウジュウ(10年10年)」と覚える。所有10年、居住10年。
ビジュアル描写
家を売って(10年住んでた)、新しい家を買うイメージ。数字の「10」を強調。
重要公式
譲渡資産:所有>10年 + 居住>10年 = 買換え特例適用。
関連連想
「買換え」は人生の大きなイベントなので、長い時間(10年)が必要だと連想する。
比較表
3000万控除(居住5年) vs 買換え特例(所有10年・居住10年)。
05試験テクニック
出題頻度
現行試験では出題されない(廃止条文)ですが、過去問演習として稀に扱われます。
重要度
C(過去問理解のため)。現在は3000万円控除や10年超所有軽減税率が重要。
出題パターン
  • 居住年数の要件(5年か10年か)のひっかけ
  • 取得期限(当年か翌年か)のひっかけ
解法・消去法
具体的な面積の上限(250㎡など)や、双方の価格制限といった細かい数字は誤りであることが多い。
時間戦略
廃止条文とわかれば深く考えず、過去問の論理(10年ルール)で即断する。
06実務応用
実務シナリオ
顧客が15年住んだ家を売却し、年内に新しいマンションを購入する際、税金を納めるタイミングを遅らせられるか相談された場合。
実務への影響
譲渡益が発生しても即時の納税が不要となり、資金繰りが楽になり住み替えが促進される効果がありました。
ケーススタディ
5000万円で購入し15年後に8000万円で売却。利益3000万円。新居を7000万円で購入。この特例があれば、3000万円の課税は新居を売るまで繰り延べられます。
業界関連性
不動産仲介業者は、顧客の売買計画において税制メリットを提案する重要なアドバイスを行う必要があります。
ニュース連動
住宅ローン減税の拡充や空き家対策税制など、居住用財産の税制優遇は常にニュースの話題となります。
解説は、まだ続きます
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